10月2日に発売になった本田雅一氏の著書「インサイド・ドキュメント 『3D世界規格を作れ!』」を買った。 Amazonではなかなか買えないので近所の書店で入手した。
この本は、現在のBlu-ray 3D規格が国際規格にまとまるまでの国内メーカーの努力を描いたドキュメンタリーで、それ以前のDVDの統一規格に関わる話とか、Blu-ray vs HD DVD戦争の事にも言及している。
DVDの統一規格の話やBlu-ray vs HD DVD戦争についてはこれまでも何度か纏められて来たので、特に目新しい話はないのだが、Blu-ray 3D規格についてはあまり語られる事がなかったので、貴重な話が聞けてよかった。
中でも驚いたのが、Blu-ray 3D規格化にあたり、PlayStation3(PS3)が大きな影響を与えていた事。確かにPS3が対応する事は普及に役立つ事だが、それが規格化に影響するとは思わなかった。結局、HDMVのメニューを必須にしBD-Jが再生できなくでもHDMVで表示するという条件を付ける事で、2Dの1.5倍の高ビットレートを確保できる事が分かり、画質を落とす事なく3Dの規格ができたが、これはSCEの頑張りとPHLの柏木氏のこだわりによるものだ。
実際のPS3 ver3.50で対応したBlu-ray3D対応では2DのBD-Jでも問題なく表示できるようなので、さらに最適化を進めたのだろう。PS3の奥深さがうかがい知れるところだ。
あと、MicrosoftのVC-1の顛末も興味深いところだ。MicrosoftにとってはVC-1はやぶ蛇だったんだな。
この本の初版にはダウンロードコードが印字されており、このコードを使用してPDF版をダウンロードする事ができる(11月末まで予定)。早速ダウンロードしたが、色んな端末で読むことができて良い企画だと思う。期間が短いのが気になるが。
また、ここで序章から第2章までサンプルのPDFが無料でダウンロードが可能となっている。
ちなみに、DVDの統一規格やBlu-rayに関する書籍は、麻倉怜士センセの「DVD―12センチ・ギガメディアの夢と野望」と「松下電器のBlu-rayDisc大戦略」がお勧めだ。
あと、麻倉怜士センセの新刊「パナソニックの3D大戦略」も11月22日に出るみたい。
| [amazon] 和書 | [amazon] 和書 | [amazon] 和書 |




