詳細は後日公開
2019年09月08日
2018年12月10日
2018年12月05日
2018年10月26日
バッファロー無線LANルーター WXR-1900DHP3を購入
これまでNECのAterm WG1900HP2を利用してインターネット接続していた。
通信速度は全く問題なかったが、機能が少なく少々残念だったので、機能豊富なバッファローのルータを購入する事にした。
そもそも、2001年に初めて買ったルータがバッファローのAirStation WLS-L11S-L(IEEE802.11b対応 11Mbs)だった。
その後も、AirStation WHR-HP-G54(11g/b対応 54Mbps)、AirStation NFINITI Giga WZR-AGL300NH/E(11n/a/g/b対応 300Mbps)、AirStation HighPower Giga WZR-600DHP(11n/a&11n/g対応 300Mbps+300Mbs)と連続して15年以上AirStationを使い続けていた。
2016年に引っ越したのを機に、IPv6トンネル対応アダプタ機能に対応している事から、NECのAterm PA-WG1800HP2(11ac/n/a&11n/g/b対応 1300Mbps+450Mbps)に買い替え、2018年にv6プラスにしたのでAterm WG1900HP2(11ac/n/a&11n/g/b対応 1300Mbs+600Mbps)に買い替えていた。
購入する機種はv6プラス対応が前提で、対応しているモデルはWXR-2533DHP2、WXR-1900DHP3、WXR-1750DHP2くらいしかない。
WXR-2533DHP2はオーバースペックだと感じたので、WXR-1900DHP3にする事にし、エディオンで購入。
WXR-1900DHP3の基本スペックは、無線部がIEEE802.11ac/n/a(5Ghz)&11n/g/b(2.5GHz)対応で、最高速度は5GHz帯が1300Mbs、2.4GHz帯が600Mbpsでバンドステアリングがビームフォーミングに対応、有線部はWAN,LANともにギガビットイーサネットでLANポートは4基で、Aterm WG1900HP2と同等のスペック。(型番も似ている)
大きく異なる点はUSBポートを1基搭載し、USBハードディスクを接続する事により、NASとして使用できること。NASとしての機能はバッファローのNAS LinkStationシリーズと遜色なく、DLNAやBitTorrentや外部からのWebアクセスにも対応する。しかし、あくまでも簡易NASなので、LinkStationシリーズのようなDTCP-IPムーブなどはできないようだ。
もう1つのUSBポートの使い道は、USBデバイスサーバとして使用すること。USBデバイスサーバとは、デバイスサーバのUSBに接続したUSB機器を共有できる機能。無線LANルータのUSBポートなので、無線LANや有線LANで繋がったパソコンから離れた場所のUSB機器を使用する事ができるというもの。ただし、同時に接続できるPCは1台のみ。
かつてはネットワークに対応していないプリンタを無線で使用するのによく使われていた機能であるが、アイデア次第で色々と使える。
互換性は完全というわけではなく、使用できない機器は多く存在する。外付けHDDや、地デジチューナー等は問題ないようだ。
問題が発生する機器の代表的なものは、USBオーディオ、USB-DAC、USBカメラだ。アイソクロナス転送に対応していないためだそうだ。
だが、WXR-1900DHP3は対応しているようで、試しに手持ちのCreative製USB-DACを接続し、AVアンプに繋いだところ、問題なく音が出た。
無線接続のオーディオは遅延が大きいものが多いが、USBデバイスサーバ経由の音声出力は遅延を感じなかった。
また、VPN(IPSec)にも対応しているのが良い。昔使っていたWZR-600DHPもVPN(PPTP)に対応していて便利に使っていたが、WXR-1900DHP3ではL2TP/IPSec、PPTPのどちらにも対応している。だが、v6プラスではポートが開放できないので使用できないのが残念。
そして、WXR-1900DHP3を購入した最大の目的がPPPoEパススルー(PPPoEブリッジ)機能。PPPoEパススルー機能自体は珍しくない機能だが、v6プラス接続時にAtermは無効になってしまうが、AirStationは使用できる。
パススルーなので、ルータ側でPPPoEの設定はできないのだが、WindowsやPS4でPPPoEの設定を行い、いざという時に切り替えればPPPoEで通信が可能となる。PPPoEの通信とv6プラスの通信を同時にできるので、とても便利。
たとえば、普段はv6プラスでPS4でゲームを行い、v6プラスで不具合が出るゲームをやる時だけPS4からPPPoE接続してやれば不具合なくプレイが可能となる。ただ問題は、PS4のPPPoE設定はオフにすると消えるので、繋ぐたびにIDを入力するのが面倒。
Windows10ではダイヤルアップの設定から追加できるのでワンタッチで切り替えが可能。
設定画面ではかなり細かい設定もでき、接続している機器も表示でき、かなり良い。もちろんログ機能もある。
v6プラスの割り当てポート番号が分からないのが不満だったが、Ver.2.58から表示されるようになった。
ポート開放については、UPnPをオフにしないと上手く動かないゲームがあったようだがバグだったようで、UPnPも一応動作しているようだ。
最大の問題はたびたびフリーズする事。ファームアップで幾分改善したが、まだ度々フリーズする。
Atermも度々繋がらなく事があったが、しばらくすると復帰するので放置しとけばよかったが、本機では完全にフリーズするので一旦ACアダプタを抜き、差し直す事でようやく再接続できるようになる。
少し前のファームウェアまではv6プラスへ接続するまでにかなり時間がかかっていたが、現在は少し短縮している。
という事で、フリーズするのは残念だが、使い勝手は良いので使用し続けている。
今後安定したモデルが出たら買い替えたいところであるが、次はWi-Fi6対応かな?安定するまで結構かかりそうだ。
2018年07月22日
プロバイダをOCNからSo-net(v6プラス)へ乗り換えた(感想編)
前回の記事からの続き
v6プラスが利用可能になったので、今回購入したAterm WG1900HP2で接続。
v6プラスはPPPoEのようなIDやパスワードの入力がなく、v6プラスモードを選択すると簡単に接続ができ、高速な通信が可能になった。
スピードテスト結果は以下の通り
単位:Mbps | So-net | v6プラス | |
FAST | 下り | 240 | 230 |
上り | 200 | 210 | |
下り | 316.0 | 255.6 | |
上り | 206.4 | 184.0 | |
NURO | 下り | 440.7 | 447.8 |
上り | 443.6 | 667.9 | |
ookla SPEEDTEST | 下り | 359.17 | 392.76 |
上り | 436.83 | 412.16 | |
Radish 大阪 | 下り | 225.8 | 300.8 |
上り | 332.4 | 430.8 | |
Radish 東京 | 下り | 254.7 | 193.8 |
上り | 45.6 | 320.8 | |
RBB SPEEDTEST | 下り | 291.5 | 462.1 |
上り | 479.2 | 401.3 | |
So-net (IPv6) | 下り | 384.8 | 254.6 |
上り | 394.5 | 534.5 |
日曜午後に測定した結果だが、PPPoEより速かったり遅かったりする。
元々そんなに遅くなかったが、あまり変わった印象はない。
だが、混雑する夜になっても速度低下は少なく、安定して通信できる印象がある。
フレッツの速度計測アプリでマルチ計測しても下り最大570Mbps程度なので、これ以上は無理っぽい。
YouTube等IPv6に対応しているサイトは勿論IPv6で通信が行われるが、IPv6だからといって特別速いという事はない。
v6プラスでは、IPv4通信する時に1つのグローバルIPアドレスを複数人で共有し、1人あたり使用できるポートが240個に制限される。
なお、v6プラスで使用できるポートはIPv6のプレフィックスで決まるようだが、ルーターの設定画面にポート番号が表示される機種もある。(Atermは表示される)
使用できるポートが240個しかないので、様々なインターネットサービスに制限が出るように思うが、実際にはそんなに影響はない。
色々と工夫されているようで、ヤマハのルーターでいうところの「ポートセービングIPマスカレード」機能みたいな技術を使っているほか、割と問題になりやすい外から中へのNAT変換においてもUDPホール・パンチングによって割と問題は出ないようだ。
PS3やPS4のマルチプレイにおいては一部のゲームで不具合がでる場合があるようだが、自分の環境では特に問題は発生してない。
ちなみに、XBOX ONEはIPv6に対応しているため、PS4に比べて不具合は発生しにくい模様。
PS4の外からのリモートプレイも問題なくできるし、ナスネやDIGAの外出先からの動画再生も問題なし。
だが、PPTP, L2TP/IPsec等のVPNは使用できない。これはポート番号が固定されているため。OpenVPNなら可能らしいが試していない。
自分で試した分では、ソニーのWindowsソフト「PC TV Plus」で、XFSやext4でフォーマットされたSeeQVaultのHDDを読み込む時の鍵のダウンロードに失敗してしまう。
PPPoEに切り替えると成功するので、多分v6プラスが原因。
Webサーバの公開は80ポートが開いていないので、ドメイン名だけで接続するのは不可能となるが、ポート番号をURLに指定するのであればルータ側でポートマッピングする事で公開が可能。
v6プラスではIPアドレスは常に同じになってしまうため、dynamicDNSを使用して最新のIPアドレスを更新する必要はなくなった。
しかし、IPアドレスが常に同じで、他ユーザも同じIPアドレスを共有しているため、他ユーザがIPアドレスに対してブロック等の制限がかけられると、自分も制限を受けてしまったりする。
v6プラスではグローバルIPアドレスを占有できる「固定IPサービス」というのもある。提供しているプロバイダは少ないし、結構高額。
Aterm WG1900HP2のスペックは、無線部はIEEE11ac/n/a(5GHz帯)と11n/g/b(2.4GHz帯)で、3ストリーム(3x4)に対応。
このため、5GHz帯の11acは最大1300Mbps、2.4GHz帯の11nは最大600Mbpsで通信が可能。アンテナは内蔵ですっきりとしたデザイン。
有線部はWAN、LANともに全てのポートがギガビットイーサネットで、LANポートは4つ。
以前のAtermからはかなりシンプルとなった設定画面で、v6プラスとPPPoEの設定を用意して簡単に切り替えたりなど、詳細な設定はできない模様。
USBポートが無くなったので、外付HDDを接続してファイルサーバにしたり、カメラを接続したりはできなくなった。
本モデルから「見えて安心ネット」という接続状態が見られる機能が追加されているが、これは良い。というか、今まで無かったのが驚き。
ログの閲覧機能は無くなったので、外部からのアクセスログとか細かい事が分からなくなった。
PPPoEブリッジ機能が搭載されているが、v6プラスの利用時は無効となり、同時利用はできないのは残念。
安定性はまあまあで、たまにフリーズする事がある。今後のバージョンアップで解消するかも。
現在でも普通に高速通信が可能だが、10月にNEC独自の謎技術のIPv6 High Speedに対応との事で、2.5倍の速度になるらしい。
この高速化はIPv6だけでなく、IPv4 over IPv6にも有効らしい。どのくらい速くなるのか楽しみだ。
追記
予告通り10月15日にIPv6 High Speedに対応ファームウェアが公開されたが、更新しても全く通信速度が変わらなかった。
どうも、WG1900HP2は最初からIPv6 High Speed対応で出荷されており、10月のファームウェアから公式に対応を明記しただけっぽい。
WG2600HP3の方はそうではないようで、多少速くなっているようだ。
WG1900HP2の安定性はバージョンアップによってフリーズが減った気がする。
だが、やはりv6プラスとPPPoEの共存ができないのは不便だし、機能豊富なBaffaloのルータに変更しようと思う。
プロバイダをOCNからSo-net(v6プラス)へ乗り換えた(申込編)
前回の記事の続き
プロバイダをSo-netに変更する事にしたので、早速Webから申し込もうとした。
So-netには乗り換え用のページが用意してあり、Webから簡単に申し込みができるのがいい。
他のプロバイダが電話からでないと受付できないところもある。
私は2005年に何かのサービス(忘れた)を利用するために、So-netの「こんてんつ会員」(無料 現在受付終了)になっていたので、接続サービスコースに変更する手続きを行うようにした。
申し込み時に困ったのは、フレッツのお客様IDを入力する欄。Lから始まる番号を入力するのだが、自分のIDはCAFから始まるので入力エラーとなってしまう。
問い合わせた結果、必須入力ではないので空欄で良いとのこと。Lから始まる番号はフレッツ光プレミアムの番号であるらしい。
以下は申し込み後から開通までの内容
7月12日(木)夜…コース変更申し込み
申し込み後すぐに接続用IDが発行され、このIDでIPv4 PPPoEでの接続が可能になった。なお、So-netはIPv6 PPPoE(トンネル方式)も提供していて、こちらの接続用IDはどこにも書かれていなかったが、通常の接続用IDが「xxxx@xxx.so-net.ne.jp」の場合、IPv6の接続用IDは「xxxx@xxx-v6.so-net.ne.jp」という風になるようだ。
7月13日(金)…「接続サービスご利用状況」の「ご利用状況」が「申込送付済み」に変わる
7月15日(日)…「接続サービスご利用状況」の「ご利用状況」が「ユーザコンサル中」に変わる
7月17日(火)午前…申し込み時に7月16日にNTTからの連絡希望日としていたが、17日にNTTから電話着信。申込内容を確認しただけで終了。
7月19日(木)午後5時過ぎ…「接続サービスご利用状況」の「ご利用状況」が「工事待ち工事日確定」に変わる(特に工事等はないと思うが)
7月19日(木)午後5時過ぎ…「v6プラス」オプションをWEBから申し込み(「工事待ち工事日確定」になる前は申し込みできなかった)
7月20日(金)午前?…「v6プラス」が開通(申し込み後2,3時間で開通した例もあるようだが、自分の場合は翌日となった)
7月21日(土)午後0時過ぎ…「v6プラス」ご利用開始のお知らせメール着信。オプションサービスの状況が「申込中」から「サービス利用中」に変わる
8月6日(月)……「接続サービスご利用状況」の「ご利用状況」が「開通済み」に変わる
という流れで、1週間と少しでv6プラスが利用可能となった。
感想については次回
プロバイダをOCNからSo-net(v6プラス)へ乗り換えた(検討編)
2年前から「フレッツ光ネクスト マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼(最大1Gbps)」を使用していて、ISPはOCNを選択した。
OCNは2年割をしていたので、プロバイダ料金は月額860円の50円引きの810円で使用していた。(解約料は1,200円)
2年割は契約から25ヵ月目と26ヵ月目に解約しないと、次の2年割が始まってしまう。ちょうど6月,7月が更新月となるので、乗り換えを検討した。
当初はOCNから乗り換える気はなかった。OCNは業界最大手のプロバイダで、一部地域では夜間の速度低下が問題になっていたが、
うちの県では夜間でも目立った速度低下もなく、快適に使えていた。
OCNは接続形式としてIPv4 PPPoEとIPv6 PPPoEを昔からサポートしていた。IPv6 PPPoEは一般的なルータでは使用できず、IPv6トンネル対応アダプタが必要で、インターネット接続のためのルータを買う際に、わざわざ数少ないIPv6トンネル対応アダプタ機能を持つAterm WG1800HP2を購入して使っていた。
近年、IPv6をIPoE(IP over Ethernet)で接続する流れが出てきて、OCNも他社に遅れてサービスを開始した。OCNは当初光コラボのユーザを優先し、フレッツの既存ユーザは今年9月からという事で心待ちにしていた。また、IPv6 IPoEと合わせてIPv4通信もIPv6 IPoEを利用して行うIPv4 over IPv6接続サービスも始まっており、OCNもいつか対応するものと期待していた。
そして、6月末にOCNは「OCN v6アルファ」というサービスを発表した。このサービスはIPoEを利用したIPv4 over IPv6接続サービスに専用ルーター、セキュリティ、遠隔サポートをセットにしたオプションサービスで、月額は500円。専用ルータはNEC製だが、スペックは不明。見た目的にWG1200HP3がベースなのだと思う。
そして、このサービスは最低利用期間が2年で、従来のPPPoEの接続はできなくなるという。
正直言って、IPv4 over IPv6接続サービスを有料オプションにするとは思ってなかった。しかも最低利用期間がある事やPPPoEの接続ができなくなるという事で、このサービスには入る価値はないと感じた。(IPv4 over IPv6接続サービスではIPv4アドレスを複数人で共有するため、使用できるポートに制限があり、使用できなくなるサービスがあるため、他のプロバイダではPPPoEとの併用を推奨している所もある)
かねてからIPv4 over IPv6接続サービスには興味があったので、この際OCNを解約して他プロバイダに乗り換える事にした。
乗り換え先のプロバイダだが、IPv4 over IPv6接続サービスの方式は主にDS-Lite、MAP-Eがあり、
DS-Lite方式はインターネットマルチフィールドが提供するtransix(トランジックス)というサービスがある。このサービスを採用しているプロバイダにはドコモnet、IIJmio、wakwak、ぷらら、excite、So-net(受付終了)がある。
MAP-E方式には日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)が提供するv6プラスというサービスが多く使われている。このサービスを採用しているプロバイダは@nifty、So-net、GMOとくとくBB、BIGLOBE(受付終了)等がある。BIGLOBEはv6プラスの受付を終了し、現在は自社の「IPv6オプション」を提供している。こちらもMAP-E形式。v6プラス対応のルータであれば使用できるものが多いが、NECのAtermは今のところ未対応。BIGLOBEは元々NECのプロバイダなのに。
また、OCNのOCNバーチャルコネクトも未公開ながらMAP-E方式であるらしい。
このほか、BBIXの提供する「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4」というサービスもあり、こちらはYahoo!BB光のみが採用。
この中で最も自由度が高いのは「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4」。ポート開放が自由に行える。月額利用料は無料だが、光BBユニットのレンタル代(467円/月)が必要。
次に自由度が高いのがMAP-E方式。IPアドレスを複数人で共有するが、一部ポート(v6プラスの場合は240個)の手動開放が可能。
自由度が最も低いのがDS-Lite方式。個別のポート開放ができない。しかし、UDPホールパンチングが使用できるので、さほど大きな問題は発生しない。なお、v6プラスでもUDPホールパンチングが使用できる。
という事で、v6プラスのプロバイダにする事にした。なお、BIGLOBEの「IPv6オプション」はPPPoE接続時と同じく激しい通信規制があるようなので、除外。
v6プラスが使えるプロバイダはいくつかあり、どこを選んでも通信速度などは変わらない。となれば安い方がいいという事で、So-netにした。
So-netは月額900円(マンションタイプ)で、OCNより少し高くなるが、最低利用期間などの縛りは全くない。
なお、v6プラスの利用には対応のルータが必要だが、最近発売されたばかりのAterm WG1900HP2を購入する事にした。
申し込み編へ続く。
2018年06月20日
スカパー!の「AT-X」が待望のHD化
2018年9月26日より「AT-X」は待望のHD化を果たします。
通常のBSアンテナで受信できるスカパー!(旧スカパー!e2)の「AT-X」は開局以来ずっとSD画質の放送で、スカパー!プレミアムサービス、スカパー!光、ひかりTV等で視聴できるHD画質の「AT-X HD!」と同額の月額1,800円というワンランク上の視聴料で視聴するチャンネルとは思えない画質でした。
開局以来SD画質であったが、若干の画質向上はしていて、2010年1月27日より4:3のSD放送が、16:9のSD放送に改善された。なお、使用スロット数は9.66で、実際のビットレートは映像が8Mbps程度、音声は256kbpsでSD放送にしてはかなり高いビットレートのようです。
今回の総務省の募集では、東経110度CS放送全体の帯域追加はありませんが、一部チャンネルを廃止し、現状16スロットでHD放送を行っているチャンネルを12スロットへ減らす等して余った帯域を既存のSDチャンネルに割り振る事で多くのチャンネルをHD化する方針で、その中にAT-Xも含まれたみたいです。
なので、現状16スロットでHD放送しているスカパー!は今後12スロットでHD放送する事になります。もちろん「AT-X」も12スロットとなります。
12スロットという事は映像は10Mbps程度となり、MPEG-2でのHD放送としてはかなり厳しいビットレートとなります。
BSのチャンネルが24スロットから16スロットへ削減した際に、解像度を1440×1080に減らしたほか、フィールドピクチャーストラクチャーを利用したMPEG2-ADにエンコーダを変更して圧縮効率を上げたことから、東経110度CS放送も同様にMPEG2-ADに変更するものと思われます。MPEG2-ADは従来のMPEG-2と互換性はあるものの、一部の機器との相性問題も発生しているようです。
個人的には無理に1080iにこだわるより、720pにして余裕を持たせた方が良いのではと思います。ほとんどのアニメは720p未満の解像度で制作されているのであまり問題ないかと。
そもそも、10年前とは違い、ネット配信で高画質のアニメが視聴できる状態の今、果たして月額1,800円も払って視聴する意味がどれだけあるのでしょうか?
なお、今回の東経110度CS放送の再編で新たに韓流系の「Mnet」と名古屋テレビ系の「エンタメ~テレ」がHDチャンネルで認定されました。そしてHDTVで申請していた「ジュエリー☆GSTV」「KBS World」と、SDTVで申請していた「V☆パラダイス」は落選しました。
2018年05月30日
WOWOWの映画ドラえもん37作一挙放送
WOWOWでは映画「ドラえもん」シリーズ(1980年公開の「のび太の恐竜」から2017年公開の「のび太の南極カチコチ大冒険」まで全37作品)を2018年3月10日から5月4日にかけて放送した。当初は2016年公開の「新・のび太の日本誕生」までの36作品までと告知されていたが、「のび太の南極カチコチ大冒険」が地上波放送された3月2日の後に、「のび太の南極カチコチ大冒険」も含めた37作品が放送される事が告知された。
基本的に毎週土曜、日曜に各2作品程度放送し、次週の月曜~木曜に前週土日に放送した作品のリピート放送を行っていた。また、全作放送終了後の5月21日より1作目から連日4作品程度のペースでリピート放送が行われていた。
今回の放送の目玉は、初のハイビジョン放送ということ。
これまで映画「ドラえもん」シリーズは2006年公開の「のび太の恐竜2006」以降の作品のみHD放送およびBlu-rayが発売されており、大山のぶ代が声優を担当した1作目から25作目まではSD画質でしか放送されていなかったし、DVDしか発売されていなかった。(特番等でHDマスターで紹介された事があったが、1st「ルパン三世」のような妙な静止画処理がされていた記憶がある)
SDマスターは1作目から18作目の「のび太のねじ巻き都市冒険記」までは、制作サイズの4:3のスタンダードサイズとなっていて、画面の上下にやや余裕のある感じになっていた(劇場公開時に上下をカットしてワイドスクリーン上映されていた)。ワイドスクリーンで制作された19作目の「南海大冒険」以降の作品は、作品によってまちまちで、DVDにスクイーズで収録されたり上下に黒帯が入るレターボックスで収録されたりされていた。
音声については9作目の「パラレル西遊記」まではモノラルの制作だったが、ビデオ化の際に部分的にステレオ化された部分もあり、2作目「宇宙開拓史」のエンディングのサビ部分のみなぜか2番の音源に差し替えられていた(Amazonビデオ版はオリジナルのままの模様)り、5作目「魔界大冒険」では権利の問題で小泉今日子が歌うエンディング「風のマジカル」が「大魔境」の「だからみんなで」に差し替えられ、テロップも修正されていたりする。本編中にも「風のマジカル」をアレンジしたBGMが使用されていたが、こちらも差し替えられていた(Amazonビデオ版はオリジナルのままの模様)。10作目「のび太の日本誕生」からはドルビーステレオ制作になり、ビデオ版もそのまま収録されていた。
20作目「のび太の宇宙漂流記」からはドルビーデジタル(5.1ch)制作になったが、ビデオ版はドルビーステレオのまま。24作目「のび太とふしぎ風使い」よりドルビーデジタルサラウンドEX(6.1ch)制作となり、ビデオ版もドルビーデジタルEXで収録されている。なお、36作目「新・のび太の日本誕生」からはドルビーサラウンド7.1(7.1ch)制作となり、Blu-rayも7.1chで収録されている(ビデオ版はドルビーデジタルEX)。
2010年3月にもスカパー!でも映画「ドラえもん」が一挙放送された。この時はに放送されたのは3作目「大魔境」から29作目「新・のび太の宇宙開拓史」までで、他にも「ドラミちゃん」等の短編も6作品放送された。この時は基本的に「のび太の恐竜2006」以降の作品がHD画質での放送で、「のび太と緑の巨人伝」のみスカパー!e2ではSD放送だった。他の作品はSD放送だったが、スクイーズのSD放送で上下左右黒帯状態で放送された作品もあり、画質は悪かった。
今回のWOWOWのハイビジョンはどうなるかと期待していた。放送前の特番やCMではSDマスターで、しかも画面に櫛型状の模様が見えるコーミングノイズが発生していて少し心配した。
しかし、実際に放送された本編は非常に鮮明なハイビジョン映像で安心した。今回のハイビジョンマスターは25作目までは東京現像所でリマスターしたという事で、以前J:COMで放送された「のび太の日本誕生」の4K版と同じく4Kフィルムスキャニングを行ったものと思われる。(東京現像所では劇場版「名探偵コナン」も4Kで制作しており、こちらと同様のプロセスで制作したと思われる)
フィルムグレインは綺麗に取り除いてあり、ほぼ見えない。その代わり、線が太くなっている印象もある。なお、24,25作目はデジタル制作ではあるが、フィルムスキャンでリマスターしたとみられる。
画面サイズは全作ワイドサイズで、スタンダードサイズ制作の作品も上下カットとなっていたのは少し残念。ただ、劇場公開時のサイズはワイドサイズで、レイアウトもワイドスクリーン前提で組んであるので、こちらが本来の姿という事なのだろう。Blu-ray化した時には特典としてスタンダードサイズ版も入れて欲しい。
音声については、モノラルの制作の9作目の「パラレル西遊記」まではオリジナル音声をモノラルのまま放送。オリジナルのままなので、「風のマジカル」のそのまま。放送上のフォーマットも1chモノラルとなっていた。ドルビーステレオ制作の10~19作目まではステレオで放送。AVアンプでサラウンドデコードすると劇場上映時に近い音声で楽しめる。20作目以降は5.1chサラウンドで放送された。24作目以降はサラウンドEX(6.1ch)制作なので、AVアンプ側で手動でEXデコードできる機種であれば、劇場上映に近い音声で楽しめる。
今回のWOWOWの放送では期待以上のクォリティで放送されて非常に嬉しい。残念な点としては、27作目以降に付いていた「おまけ映像」が放送されなかった事と、所謂「ポケモン」チェック対策で、激しい動きがあるシーンで残像を残す処理をしている(ディレイというらしい)点。今後Blu-rayやUltraHD Blu-rayを発売してほしいところだ。
また、今回のWOWOWでの放送では連動企画として【史上最大のドラえもんまつり スタンプラリー】を開催していた。これは各作品の本編終了後にキーワードが表示され、ホームページからキーワードを入力するとスタンプが押され、数個集めるとプレゼントが貰えるキャンペーン。10個集めるとQUOカード500円分が50名様、全37個集めると「小説 映画ドラえもん のび太の宝島」&「大長編ドラえもん コミックスセット」が1名様にプレゼントされた。私は全37個集めて応募したが、どちらも当選せず。また、これとは別にWOWOWに2018年2月1日以降に加入した人には「WOWOWオリジナル「映画ドラえもん のび太の宝島」公開記念 ブックカバー&パンフレット」が貰えた。また、既に加入している人も応募すれば抽選で300名様に同じものがプレゼントされた。こちらは私も当選した。ちなみに、このパンフレットというのは映画のパンフレットではなく、過去作品の解説が載ったもの。
2018年05月07日
広島に新しいシネコンがオープン
広島西部に2018年4月27日、新しいシネコンがオープンした。
オープンしたのは「イオンシネマ広島西風新都」。同日に広島市佐伯区にオープンした「ジ・アウトレット広島」内にある。
広島県内のイオンシネマは段原の「イオンシネマ広島」に続き2館目。「イオンシネマ広島」は休館せず、存続する。
数年前からイオンが新しい商業施設を作るという話があったが、しばらくの間進展がなかった。その後、アウトレットモールだけでなく、ボーリング場やスケートリンク等レジャー施設も併設する新しいタイプの商業施設を発表し、その中にも映画館があった。
車で10分程度で行ける場所にアルパークという施設があり、そこには「109シネマズ広島」があったので、新しい映画館は作らないのではと思っていたが、意外であった。
新しい映画館なので、最新の設備が採用される事が期待された。
広島西部には既にIMAX,4DX,MX4Dはあったので、ドルビーアトモスやDTS:Xが期待されたが、残念ながら採用されず、大型スクリーン+高音質音響の「ULTIRA」(シアター6のみ)に対応したくらいしか目玉はなかった。シアター6のみChristie 4Kプロジェクター+Christie vive オーディオが設置されている。他のスクリーンは普通の設備だが、椅子は座りやすいものになっている模様。他の場所の「ULTIRA」はビスタに近いスクリーンが採用されている場合が多いが、「イオンシネマ広島西風新都」の「ULTIRA」はシネスコサイズに近い。したがって、シネスコサイズの映画を上映するのには良いが、ビスタの映画を上映する際には左右が黒帯となり、画面が少し小さくなる。
こけら落としの上映は「この世界の片隅に」が行われ、片渕須直監督と径子さん役の尾身美詞が登壇され、舞台挨拶を行った。上映後には監督によるサイン会も行われた。
今後はせっかく新しい劇場ができたので、他の映画館でやってないような作品を多く上映してほしい。
追記:オープン後、しばらく後で何度か通ってみたが、いつも人が少なく、穴場といった感じで個人的には行きやすくて良いのだが、少し心配になる。「109シネマズ広島」は結構人がいるのになぁ。